Tyler Warren Noserider /タイラー・ウォーレン・ノーズライダー

少し前のうねりっ気は、すっかり消え失せてしまった湘南ですが
潮の動きで何とかできています。


そんな中、わたくし事ではございますが
先日入荷したタイラー・ウォーレン・ノーズライダーをおろして乗っております。

これです
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このノーズキャップがとにかくCoolでかっこいいので、思わずおろしてしまいました!
このデザイン、さすがタイラー、といったデザインです。 アシムなサンライズ です。

ちょっと乗り込んで、だいぶわかってきましたので
みなさんとシェアしたいと思います

このタイラー・ウォーレン・ノーズライダー 
名前はノーズライダーなのですが、いわゆる、サリナスやアンクルバックなどの、
見るからにノーズ専門、というタイプではありません。

アウトラインをご覧になってお分かりかと思いますが、
PIG形状をしています
ノーズが細めで、テイルがファットです。

そして、ロッカーもナチュラルにあります

ボトムはしっかりとしたコンケーブ~ロールド VEEへ
比較的ロールドVeeが長いです。

また、レイルを持った時の感覚として、最近のタイラー・ウォーレン・シェイプスのなかでは少しレイルに厚みがあります
この厚みは数値上では現れないものです。
つまりレイルの落とし方が比較的厚みをキープしたまま、最後に50/50にテーパーさせる感じです
結果浮力感があります

このディテイルですので、乗り味はおのずと、クラッシックなテイストになっています
つまり、名前はタイラー・ウォーレン・ノーズライダーですが、こてこてのノーズライダーのような、
安定感重視の、ターンはテイルを踏まないと動かないようなタイプではなく
ナチュラルにセンターに乗っていても、なんとなくグライドしながら、緩やかなターンもできる感じです
この感じはHOBIEのモデルでいうと、レトロクラッシックや、レガシーなどに通ずるものがあります。
やっぱりTerry Martin 譲りです!

そしてテイルを踏むと、とにかくものすごく動きます。
テイルは薄めにシェイプしていますので、踏み込むと、テイルがよく沈みます
そして、このようなクラッシックテイストのボードのターンは比較的緩やかなのですが
このボードは違います。
ターンが終わらないのです!!
どういうことかといいますと、なんとなくのターンはしやすいのですが
その先、ターンが終わらないで、もっともっと方向が変わっていく感じです。
つまり到達する角度が非常に深くなり、結果、波へのセットがしっかりできる感じです。
ターンの後半に薄めのテイルがどんどん波に食い込んでいく感じです。
テイルに水を流れさせる感じではなく、波にテイルをぶっ差していく感覚です
ここが非常に気持ちいいのです。

その先は、もうお分かりですよね。
このようなテイルのロックができると、ウォーキングの安定感が得られます
そして、ノーズにウォーキングしていくと、テイルのロック感を非常に感じ、また
ノーズコンケーブもしっかり作用して、ノーズライディングが固まるのです。
正直、ノーズ性能はかなり高いです。
こここそが、名前の由来、 ノーズライダーなのです。
さすがはタイラー・ウォーレン ! と思わずニンマリしてしまうほどです。

ローズの時もそうでしたし、ボンバーの時もそうですが
見た目では想像できないようなライディングテイストを味わわせてくれるのが
タイラー・ウォーレン 流   なのです。

つまり、PIG形状のいいところのノーズに抵抗がなく、テイルからは波に押されやすく、
パドルが進みやすいところや、走りのいいところと
ロール系ボトムのクラッシックボードのいいところである、グライド感や、ターンのソフトな感じを
フルに生かして、全てが非常に扱いやすく仕上がっている、
しっかりとしたノーズライダー が、このタイラー・ウォーレン・ノーズライダーなのです!!

つまり、なんでもできてしまう、いつでも使えてしまう、
マルチタレントな一本です

タイラー・ウォーレン 恐るべし!


現在一本新品で在庫しております。

それがこちらです

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9’6”です。


そして、来週になりますが、以前カリフォルニアからご紹介したこの
ピンテイルノーズライダーも
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大変お待たせしておりましたが
入荷する予定です!

これで、今年のタイラーのニューモデルは一通りお目見えする感じです。
また新たな伝説がはじまる感じですね。


お楽しみに!



Masa


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