Corky Carroll Super Mini 乗りました! インプレッション書いてみました

新しいモデルが到着して、David Ewardsも 最高に調子よく
そして、短板ではBulletも楽しすぎ、
忙しいサーフィンライフを送っておりますが
やっとのことで、ここにたどり着きました

Corky Carroll Super Mini モデル

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写真

昨日、今日と、この子にしっかりと乗ってきましたので
インプレッションを書かせていただきます
試乗ボードのスペックは下記の通りです

8’1”*21 3/4" * 2 3/4"


元々、このモデルは、1960年代後半のどんどんサーフボードが短くなっていった時代
そう、いわゆるショートボード レヴォル―ションの真っただ中に発表されたモデルです

1967年には Corky Carroll Mini モデルが HOBIEよりリリースされましたが
Miniと言いながらも、まだまだ9’を超えていました。
それまでが9’6~10’のロングボードが中心だったので
9’でもMiniだったのでした

そして、その翌年1968年に発表されたのが、もう一回り短い Super Mini モデルだったのです
長さのレンジは8’前後 ということで、
大分短くなってきました。

アウトラインはPIG形状、ボトムデザインは ハル形状~Vee と非常にクラッシックなアウトラインを形成しているのですが、
レイルがソフトながらも60/40と、扱い易さを出していて、ダウンレイルの誕生前夜を思わせる感じです。

さてライディングのインプレッションですが
二日間 初日は 腹から胸前後のオンショア残り波
そして翌日はヒザ 面は良し
こんな感じでした。
この二日間で全く違う性能を感じ取りました

まずはハラムネのミドルウェーブでのインプレッションです。

全体のイメージとしては、何となく表示長さよりも短いボードのような感覚で乗れました
つまり、ノーズが細いせいか、波のパワーゾーンを使って走る感じのボードです
そして、テイクオフもあまり厚いところでは走りださないですが
すこし掘れるセクションに差し掛かると一気にスピードビルドしてきて、
PIG形状の優位性であるテイルから押されて来る感じのテイクオフがなんとも気持ちいい感じです
そして、ロッカーが非常に少なくフラットにもかかわらず、ノーズが細い分
パーリングすることなく、掘れるセクションからのテイクオフが、非常に楽にできました。
気持ちいいです。

そして、ボリュームのバランスが凄くテイル寄りに有るので
立つ位置が結構後ろに自然になります。
それでも走ってくれます
そして、テイルに乗れるからこそ、ターンが非常に切れます
ノーズが軽いので、アップスン的な動きも非常にしやすく、
ボトムからトップへ向ける時も、トップで板を返す時も、
8’には思えないくらいの切れのある返り方でした。
ワイドなテイルの角が引っ掛かり、そこを中心に一気に返る感じです
ということで、テイルサーフィンが非常にしやすいボードです。
プルアウトの切れも半端ではありませんでした。
まさに思った以上に SUPER MINI な感じを受ける印象でした。
ショートボード的にいえば、8’も長さがあるのに、非常にコントロールしやすく
長さを感じないボードでした。


そして、翌日、波はがらと変わって、面ツルのヒザ波、
湘南特有な感にです
このような波の場合、厚いところからパドルして、ゆるーいセクションでテイクオフ出来ました。
このような波で乗ると、ミッドレングス的に言うと、8’という長さのメリットを感じます。
そして、走りは、やはりそんなに前に立たなくても走ってくれます。
ただ、ミドルウェーブの時のように、足の位置固定でしっかりとしたターンが出来るかというと違いました。
ボードを返す時はテイル寄りに下がり踏み込むと、テイルがひろいので、しっかりと踏み込め、
ロングボードのターンのようにクラッシックなターンになりましたが、ロングに比べると振れ幅が非常に大きく返せます。
そしてターン後は、やはり少し前方にウォーキングして加速する感じで、
前日の事を考えると、この日は思った以上にロングボード風に乗れるボードだと感じました
そして、波が掘れてくると、ハングファイブで走らせることも全然可能です。
フェイドターンをしてみましたが、フェイドターンが物凄くシャープに決まります
短いのにテイルを踏めるデザインなので、一気に、鋭角的に返っていきます。
その後二歩歩いて加速してもう2歩歩いてチーターファイブで走らせ、持ってテイル踏んでカットバックというような
所謂ロングボードのスタイルで乗ると、いい感じにコントロール出来ました。
というか、8’なのに、それが出来ることに驚きました
これは、ノーズが細く安定感が無いようなデザインに見えますが
テイルのボリュームでボードを安定させてくれている感じが非常に強かったです。
つまるところ、小波では非常にロングボード風に乗れる、ボードでした。
言い方を変えると、ロングボードより不安定な上でウォーキングの練習をすることで
ロングボードのウォーキングが上手くなるのではないかと思います。


ということで、そこそこ波があるときはショートボード風に乗ることができ
小波の時はロングボード風に乗ることがでいるという
非常に魅力的な、マジックボードでした。
一本で2度も3度も美味しい感じがします。
病みつきになってしまいそうです。


そして何よりも、ロングボードより、確実に持ち運びしやすいです。
なので女性にも人気が出そうな予感がします。



今年のニューモデルは、このSUPER MINI といい
David Edwards といい、Bulllet とい
サーフィンを、また面白くさせてくれるモデルがそろっています

忙しいです。


Masa


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