フィル・エドワーズ・モデル、実況

先日のフィル・エドワーズ・グライダー・モデルの記事には、多くの反響を頂き
誠にありがとうございました。

そんな中、伝説のボード復刻劇の本命である
フィル・エドワーズ・モデル の詳細を実況したいと思います。

今月号のNALU誌を読んでいても、事あるごとにこのフィルエドワーズの事が
出てきます。
例えば、ロングボードリバイバルの立役者である、ジョエル・チューダーも
最も尊敬するサーファーはというと、フィルエドワーズと答えていますし、
抱井さんの書いた記事の中にも、
「ロングボードリバイバルと言うが、HOBIEはいつの時代もフィル・エドワーズ・モデルを造り続けていた」
という内容の文章もあり
やはりロングボードを語るときに、欠かせないのが
HOBIE であり、このフィル・エドワーズ なのです。

そんな歴史あるモデルが復刻を遂げて、未来永劫受け継がれるという
素晴らしい出来事が、今実現しているのです
この瞬間も歴史に刻まれるのだと思うと、感無量です。

さて、前回同様、360度 からフィル・エドワーズモデルを丸裸にしたいと思います


まずはアウトライン
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なんとも神々しいアウトライン、これこそが、フィル・エドワーズ・モデル!!
無駄が無い、ナチュラルな曲線で成り立っていて、
気品溢れるコンツアーをしていますね。

サイズは9'6" * 23 1/2" * 3"

9'6"なのに、先日の10'のグライダーよりも幅が広いのです
ということは、より全体が丸身を帯びているということで、
これは直進性能よりもターンを考えたアウトラインということなのです。
先端はとんがっていて、いかにも早そうですが、実際はターンも非常に意識したデザインとなっています


テイル側から見ていきます
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これぞクラシックという感じです。

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テイルブロックも凝っています。

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一番テイル側のレイルです。
先日のグライダーに比べると、そんなに落ちていません。
ソフトダウンな感じです。

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そして少し前側に進みす
60/40 くらいのソフトレイルです。

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もう少し前、ボードのセンターくらいです
なんともセクシーな50/50なソフトレイルです

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そして、ノーズエリアのレイルはご覧のようなアップレイルです。
水のエントリーをスムーズにするスピード重視のデザインです

ノーズからどうぞ!
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美しい!!
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デカールも勿論 Phil Edwards Model デカールです


ボトムを見ていただきましょう
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テイルから

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ノーズから
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あらゆる方向に 曲線を用い、非常に滑らかなボトムデザインが見てとれます
この滑らかさは乗り心地にも影響し、メローなグライドを約束します

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Mark Johnsonのサインがしっかりと入っています

ノーズ側から、ボトムを見ていきましょう
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アップレイルにつながるロールドハルボトムです。
抵抗ゼロ!

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少し後方に下がったところです。
センターだけフラットですがすぐにロールしています。

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もう少し後方です。
ボードのセンター付近です。
グライダーモデルよりもロールしているのが分かります。

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デカールの後方です。
ロールがきつくなるのが分かります ロールドVEEですね


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ボックス手前も同様

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ボックス後方です。
先程と同じく、ロールドVEEです。

このあたりが、先日のグライダーモデルと大きく違います
こちらの方が柔らかい感じがしますね。
ターンしやすいです。


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ボードを立ててみます。
ロッカーはナチュラルにしっかりと付いています。

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ノーズも厚みがあり、武骨なクラッシックな感じがにじみ出ています

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テイルも同様ですね。

テイルエンドビューです
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ソフトなのにダウンしている感じが分かると思います


最後にフィンです
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グライダーモデルよりもレイクがあり、後方に振っています。
スピード&ドライブ ですね。

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勿論、フィンにも Phil Edwards Model のロゴが入っています。
フィンだけでも欲しいという方もいらっしゃいますが、今のところボードとセットなのです



ということで、先日のグライダーの記事の写真と比べていただくとよくわかるのですが
グライダーの方が、レイルが落ちていて、ボトムがフラット、そして全幅が細い
そして、このPhil Edwards モデルの方が、レイルがソフトで、ボトムがロール、そして、全幅もある。
ということで、グライダーはよりスピードと安定感という感じですが
この本命フィルモデルに関しては、スピードは勿論なのですが、想像以上にコントロール性能が兼ね備わっています
個人的に所有しているフィルモデルが、非常にこれに近いシェイプをしているのですが、非常に動くボードです。
ターンがとてもしやすくて、センターに乗っていて、全てのコントロールが可能なボードで、
似たようなタイプのレガシーに比べると、テイルがしっかりとしているので、緩やかなグライド感の中に
切れのあるターンも可能な感じです。
やはり、これだけのポインテッドノーズでコンケーブ無しのロールドボトムですから、
ノーズ性能がいいかと言われると、良いとは言えませんが
アウトラインの写真を見ていただいて分かるように、ノーズエンドこそ、細いですが、ノーズから1ft~2ftのあたりは
急激に幅が広くなります。つまり、ハングファイブの時の後ろ足のあたりはしっかり幅があり、掘れ目のセクションなら
ファイブで走るのは十分可能です。

想像以上に乗りやすいボードです。
パドルが早く、それゆえテイクオフも楽にでき、走ってくれて、動いてくれる
そんなボードなのです。


2017年に見事復刻を遂げた、50年以上の歴史あるHOBIE Phil Edwards モデル
前回のフィル・エドワーズ・グライダーモデルと、この元祖フィル・エドワーズ・モデル
どちらも、非常に重要なモデルですね!


Masa









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